C4_労務

若年に発生?職場の新型うつ

2010年11月29日 13:07

今までのイメージとは異なる新型うつ病

 

 最近、若年層を中心に従来のうつ病とは違うタイプのうつ病が職場で増加しています。従来のうつ病は真面目、几帳面、秩序を重んじ、責任感が強く、少し融通が利かないという性格の方が発症しやすいとされ「メランコリー型うつ病」と呼ばれています。

 

これに対し、もともと仕事熱心な方ではなく、規範に閉じ込められる事を嫌がって職場不適応を起こす新型の「非定形型うつ病」がひろがりつつあります。

わがまま、それとも新型うつ病?

 

 うつ病は働き盛りの中高年に発生しやすいと考えられてきましたが、新型うつ病は比較的若年層に発症しやすい傾向があります。

 

 従来の、「メランコリー型」は例えば責任感が強いので、仕事を休むように勧めても、周囲に迷惑をかけたくない、申し訳ないという自罰的な気持ちを抱く人が多く、無気力感や倦怠感で意欲の低下が見られるという特徴があります。

 

 「非定形型うつ病」は従来型ほど深刻な気分の落ち込みはないもののなんとなく気分がすぐれない状態が長期間継続する等、社会的スキルの未熟な人に多く他罰的であり、例えば、○○のせいでうつ病になった、○○部に異動しなければ治らない等と発言するなど、社会の規範、規則はストレスと考える傾向にあります。休んでいるときは楽しく過ごせるため、休むよう勧めるとすぐに納得して休むというケースもありますが、休職中に旅行に行くなど一見病気に見えない行為もあるようです。

 

対応は就業規則と慣例で範囲を決めて

 

 「新型うつ病」には、単なるわがままでは?と思われるような行為が見受けられます。しかし本人は深刻に悩んでいるので会社としては感情的にならずに主治医等に病状の確認をする事が必要になるでしょう。

 会社は自分勝手と思えるような要求に対し翻弄されないよう就業規則や従来型への対応等の慣例に従い職場での支援や配慮が出来る範囲を明らかにし、それ以上の対処が必要であれば、労務提供が不可能であるという判断を下す事も必要になるかもしれません。