次工程はお客様

2016年4月 6日 07:53

「顧客ご満足の追求」は、全ての企業にとって重要な使命と言えますが、この考え方を社内の前後工程に応用すると有益です。

 例えば、表に示した社内工程のつながりの中で「製品保管・入出庫」の次工程は「荷造り」の工程であり、このような前後工程の関係に注目して、様々な改善を進めることができます。

「次工程はお客様」と"BPR"

"BPR(ビジネス・プロセス・リエンジニアリング)"は「企業活動や業務の流れを分析し、最適化すること」ですが、これを「次工程はお客様」と言う視点で活用することができます。

次の例は保管工程の担当者が出荷工程の「出庫された製品を並べ替える作業を減らし、残業を低減したい」というニーズを知って、「出庫する時の作業順序を変える」という改善策をとり、効果を上げたものです。このように、前後工程で問題点を話し合うことは、有益な改善につながることが多いと言えます。

前後工程の協力による"BPR"(例)

工程

業務内容

所要時間

改善策

 

資材準備

 

 

生産

半製品準備

 

 

充填

 

 

(中略)

 

 

製品保管

入庫

 

 

出庫

 

(T)(注)

出荷

荷造り

1816

(D)(注)

発送

 

 

(注)"DRASTIC"のT(順番を変える)、

   D(手間を減らし、残業時間減少)

[DRASTIC分析]

D: Discontinue:やめてしまう。

R: Revers   :反対にする。

A: Assign   :役割分担する。

S: Substitute :代替する。

T: Turn    :方向・順番を変える。

I: Into Pieces :バラバラにする。

C Concentrate:集中処理する。

   Concurrent :並行処理する。

   Combine  :結合する。

経営者・管理者の留意点

部門間の"BPR"を「次工程はお客様」、 "DRASTIC"の視点で行い、目標管理の部署間共同目標の設定、改善目標達成に応用することをお勧めします。