"使用価値"の革新

2016年4月20日 07:52
マーケティングの分野で"交換価値"と"使用価値"と言う二つの価値概念が用いられており、目標管理制度など、経営管理の全ての領域で欠かせない視点として、自社の商品・サービスの価値を定義し、その高度化を図るために不可欠です。

"使用価値"の重要性

 顧客は商品やサービスを購入する時に、その価格を支払うだけの"交換価値"の高さを評価して購入してくれます。しかし、実際に使用して見ると、使い勝手(ユーザビリティー)が悪いなど、顧客にとっての"使用価値"が低く評価され、販売活動の失敗につながることがあります。

 例えば、多くの機能が備わったスマホが、高齢顧客にとっては、かえって面倒で、生活に必要な最小限の通信機能に特化し、使い勝手を高めた方が、喜ばれることがあり得ます。

 このような"使用価値"は形がある商品に限らず、ホテル業・飲食業など全てのサービス業にも共通する概念です。


"使用価値"の革新を図るには

自社の商品やサービスの"使用価値"について、実態を把握し、評価して、顧客の高い満足が得られるよう、再構築する一連の革新は、次のステップで推進すると良いでしょう。

 

["使用価値"革新のステッ]


ステップ


目的


方法


?  自社品・サービスの"使用価値"調査


"使用価値"の実態をありのま

まに把握する。


顧客の商品・サービスの使用現場で観察、記録。


?  現状評価


"使用価値"の現状を評価し、問題点を特定する。


"使用価値"の項目別に現状を整理、問題点を特定する。


?  革新


革新策を検討し、商品・サービスの"使用価値"を高度化する。


"DRASTIC"分析等を用いて、革新を検討し、設計変更を行なう。


?  検証


フォローアップを行ない、革新効果を検証する。


顧客の"使用価値"発現場面で革新効果を確かめる。

これらの革新ステップでも、社員の参加、"三現主義"、共創が欠かせません。